共室

 縄文楽校でいう「共室」とは、誰かに「教わる」ではなく「共に作り上げていく、共に楽しむ」といった意味の言葉です。

 私たちが知っている事といえば、「私たちが何も知らないこと」と言えるかもしれません。ましてや教えられるスキルすら持ち合わせていない場合もあるかもしれません。

 

活動を続けるなかで、自然というものがいかに多くのもの、事を与えてくれているかを実感します。ですから自然と人間との「共存・共生」といった意味でも、「共室」は大切な場であると考えています。
日本トップクラスの「汚染された湖」、佐鳴湖。昔はシジミ漁が盛んでしたが、 残念ながら絶滅してしまいました。もう一度シジミの住める環境をとりもどそうと、地元住民が立ち上がっています。

三方原の防風林を拠点にして森を復活させるプロジェクトや、その近隣の山や森などを訪れ私たちに今出来る事を模索し、実現していく共室です。

防風林にひっそりと咲いていた「ナガボナツハゼ」。実は世界的に見てもとても貴重な絶滅危惧種でした。いち早く保護に乗り出した安藤さんと連携をとり、地道な保護活動を続けています。

新興住宅地の脇にわずかに残った、わき水の湧く田んぼをお借りして、緑米・黒米などを育てています。まだまだ分からない事だらけで、子供達やお手伝いの方々と試行錯誤の毎日です。 
 炭焼きをしたり、木工共室をしたり、ものだったり、ものじゃなかったり。家を建てるなんて計画もあるとかないとか…。